千葉県野鳥の会へのお誘い

 
静かな野鳥ブームが起きています。樋口広芳さん著作の「鳥ってすごい!
」鳥の世界を分かり易く解説してあり不思議満載ですが、本に書いてあるこ
とはそうは思っても確かめようがないですよね。探鳥会の凄さは例えばオオ
ソリハシシギというくちばしが外側に反った少し大型のシギがいますが、何
んとアラスカから赤道を越えてオーストラリア、ニュージーランド方面まで
渡ることがジオロケーターという追跡調査によって明らかにされました。こ
んなすごい鳥たちが東京湾最奥、船橋市に三番瀬という唯一残された干潟で
身近に観察することができます。私たちはなかなか鳥たちの生態の凄さを実
感できませんが、こうした探鳥会で初めて知識を深め、楽しむことができま
す。

他県には無い多様な探鳥地
千葉県は広い太平洋に面した外洋と内海の東京湾、江戸川、利根川とに囲ま
れ、恵まれた水辺の環境があります。鳥たちは食べ物を食べ分けて生きてい
ます。シギやチドリのように水辺の多様な環境に依拠している鳥たちがいま
す。外洋に面した銚子、一宮、夷隅川、「おせんころがし」の鯛の浦などの
探鳥地ではハシボソミズナギドリがオーストラリア、南極に近いタスマニア
周辺で子育てをし、5,6月赤道を越え、北半球海洋バイオマスの発生するロ
シア、アラスカ海域に1500万羽もの大群が広い太平洋を渡ります。 従来「
太平洋を8の字を描いたように渡る」とされていましたが、日本人の岡奈理
子さんらによって、より直線的に最短距離のルートとっていることが明らか
にされました。南北の海洋バイオマス(爆発的増加)に合わせて渡りをして
いるミズナギドリたちの想像を超えた渡りの「妙」にも遭遇するでしょう。
また地磁気逆転で有名になった小櫃川上流「チバニアン」、「大福山」など
の緑豊かな丘陵地の探鳥会ではサンコウチョウなどに出会えるでしょう。そ
うかと思うとコハクチョウが来る本埜地域、三番瀬ではカムチャツカから渡
ってくるミヤコドリなど話題に事欠きません。県外では中西悟堂さんも宿泊
したゆかりの御岳山駒鳥山荘、奥日光、伊豆沼、蕪栗沼探鳥会など盛り沢山
な探鳥会を楽しむことができます。

会員限定の探鳥会 
会員限定の探鳥会は少人数で普通の人では行けない所など飛び切りのホット
スポットを案内します。どうですか少しはワクワク感が湧きましたでしょう
か。日曜日ごとに行われる定例探鳥会はもちろん、年間100回を超える探鳥
会は200円で皆さん方だれでも参加できます。何と言っても3000円/年の会費
で千葉県内の探鳥会を楽しめます。たとえ探鳥会に参加できなくても月々発
行される会報「房総の鳥」は当会自慢の読み応えがある会報です。では皆様
とお会いできる日を楽しみにしています。



千葉県野鳥の会の紹介

千葉県野鳥の会は、昭和49年に自然保護運動を進めて来た人たちが集まって
誕生しました。
現在会員は200人程で、鳥を見て楽しむことを中心に活動しています。
鳥を見ることと、鳥や自然のことを知ること、守ることの3つが大きな活
動の柱と言えます。

 野鳥を観察することは一人でもできますが、好きな人どうしが集まって見
るのもとても楽しいものです。

本会では千葉県内を中心に、年間115回の探鳥会を行っています。県外も5
回、宿泊も6回あります。

 会報「房総の鳥」を毎月発行しており、ご協力いただける方には調査活動
や保護活動にも参加していただいております。
まず、お近くの探鳥会をのぞいていただけたら、どんな会かわかると思いま
す。



鳥を楽しむ 探鳥会(年間115回)、室内行事、会報(毎月)、      

鳥を知る 調査活動(水鳥一斉調査、カワウ塒調査、シラサギ調査、鳥獣保護区調査)

鳥を守る 保護活動(三番瀬、その他)

           

下は初代会長(故石川敏雄さん)のメッセージです。

鳥はなぜ飛べるのでしょう。

人はなぜ飛んでいる鳥をうらやましそうに眺めるのでしょう。

鳥はなぜうたうのでしょう。

人はなぜ意味を理解できない鳥の歌にききほれるのでしょう。


理屈はどうでも、私たちは鳥の飛翔を眺めて楽しみ、鳥の歌に喜ぶことができるのです。
あなたもご一緒に鳥を見に、聞きに行きませんか。鳥を知るのはひとりでもやれます。
でも、何人かの友人と一緒に楽しみながら鳥と接することはことのほか嬉しいものです。
自然の中で野生の鳥を見ていると、本当の自然が見えて来ます。
そして自然を大切に思う心も芽生えてくるのでしょう。


おおぞらに はばたく とりたちと

なかよく なりましょう

もりに うたう とりたちのうたを

ききながら あるきましょう


中西悟堂さんは50年以上も前に、こんなことを考えて活動してきました。
「野鳥」も「探鳥」も悟堂さんが作った新造語です。
私たちは悟堂さんのこの精神をくみとり、鳥と、そしてその生命(いのち)
の源である自然をいつまでも大切にしたいと願っています。
(千葉県野鳥の会 初代会長 石川敏雄)


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